野州麻紙工房で麻はぎ・麻ひき体験と織姫神社、ココ・ファーム・ワイナリーの1日2017
2017年9月2日(土)

おるはたの
いとにせむとやはたみたり
さとのをとめか
あさをほすみゆ

昭憲皇太后御歌



麻掛け(オカケ)の様子


日本古来の麻で麻はぎ、麻ひき体験!そして織姫神社参拝、おいしいワインのココ・ファーム・ワイナリーの日帰りツアーのご案内です。

野州麻紙工房さんのご提案で「麻はぎ」と「麻ひき」の2つの体験ができる日帰りツアーをご用意しました。

今までこの2つを体験することはありませんでしたので、精麻を作るための大切な行程の2つを体験することができる貴重な機会です。

そして麻はぎ、麻ひきをした精麻を使ってストラップを作ります。

日本古来の麻の好きな方、日本の神事に欠かせない大切な麻に触れたい方、麻糸を作っている方、織物をしている方、体験してみたい方におすすめのツアーです。

そして今回はツアーで初めて訪れる「足利織姫神社」を参拝します。

ちいろばのツアーでも参拝で訪れたことのある、絹を織る伊勢神宮・神服織機神社の神々を合祀されたのが由緒。



伊勢神宮では春と秋は新しいお召し物を神様にお供えする季節。5月と10月は神御衣祭(かんみそさい)にそなえて絹布(和妙にぎたえ)と麻布(荒妙あらたえ)が手織られ、アマテラスオオミカミの奉納されます。

これにはアマテラスオオミカミが新しく織られたお召物で御力をさらに発揮されることに関係するのではないかと私は思っております。

このツアーは野州麻紙工房の「日本古来の麻」と織姫神社の「絹」という組み合わせがまるでアマテラスオオミカミへの捧げ物を献上するかのようなツアーになっています。

日本古来の麻の復活、天皇家の繁栄・・・。アマテラスオオミカミへの更なる御力の発揮への祈りにもなります。


ツアーの最終は、今までにツアーで2度訪れたこだわりのワインを作る「ココ・ファーム・ワイナリー」での時間。JALのファーストクラスの白ワインにココ・ファーム・ワイナリーのワインが使われています。

私も大好きなココ・ファームワイナリーのワイン。テイスティングやお買い物を楽しむ時間もございます。

おいしくてこだわりのワインを感謝していただく、自然の恵みに感謝する。
1日で経験と感動がつまった日帰りツアーです。

無料eBookプレゼント|ちいろば旅倶楽部

    今、ちいろば旅倶楽部へ登録(無料)した方には、無料eBook『聖地旅の心得』をプレゼントしています。
    これは弊社が10年以上行ってきたツアー経験とスピリチュアルな視点から神社やパワースポット等の聖地へ訪れる際に必要となる心得をまとめたものです。ぜひ、あなたの聖地旅の参考にして下さい。(ツアーの詳細を確認するためには会員登録が必要となります。)

麻はぎ、麻ひき体験で精麻をつくる。精麻とは?

『栃木県の大麻畑』大麻農業見学ガイドの大麻博物館 高安純一さんの冊子から以下の文章を抜粋しましたのでご覧下さい。

大麻草の茎から皮をはぎ、それを研ぎ澄ました繊維を「精麻」といいます。これが栃木県の特産物であり、その輝きは我が県民の誇りでもあります。

ご神事で使われる麻もこの大麻草の皮から取れた「精麻」で、その輝きの中から特に強い祓い清めの力が出てくる源泉として捉えられ、大切に扱われています。

現在は残念なことに大麻草の固有名詞であった「麻」という言葉が植物繊維の総称として使われ、さまざまな植物繊維を「麻」と読んでよび、なおかつ法で定める「麻」は大麻草とは別の植物に変わっています。このため日本古来の麻であった大麻の文化の衰退は極めて深刻な状況であるにもかかわらず一般的にまったく顧られず存続の危機にあります。

その植物に、私たち日本人はかつてなにを祈り願ってきたのか。大麻草の畑で、いま一度そんな先人達の声に想いを馳せ、現在もその伝統を汗にまみれ継承している農家の皆様の姿からその心を感じていただければ幸いです。

式年遷宮のときの黒田清子さま。頭に精麻を巻いていらっしゃいます。


○麻はぎとは?
発酵させた大麻の茎を根元から3~5センチ程度のところから折り、一気に繊維を剥ぎ取ります。この段階で大麻繊維のでき不出来がわかり、麻はぎをやりながら等級別に仕分けます。剥いだ皮は天地を揃え、鏡に映した「の」の字を描くように重ねていきます。


○麻ひきとは?
麻はぎした繊維から表皮を取り除く作業。手ひきを行っていた当時はヒキゴと呼ばれる栃木県独自の道具を使い、麻引き箱の上で繊維滓を削りとります。金属製のヒキゴが現存していますが、古い時代は竹を割ったもの用いていたとか。現在栃木では麻引き機と呼ばれる機械で麻引きしています。
この時出る麻の滓が栃木では麻垢(オアカ)、他の地域では麻屎(オクソ)と呼ばれ、川で綺麗に洗い出荷されていました。用途は麻綿や麻スサなど。古い時代はこれが女性の生理用品としても用いられていました。
『栃木県の大麻畑』大麻農業見学ガイド 大麻博物館 高安純一より






精麻で作ったストラップ(例)お守りとしても使えます。

野州麻紙工房で麻はぎ・麻ひき体験と織姫神社、ココ・ファーム・ワイナリーの1日2017のポイント

日本古来の麻を育てる野州麻紙工房で「麻はぎ」「麻ひき」体験

麻はぎ、麻ひきした精麻で「オリジナル・ストラップ作り」

足利織姫神社で織物の神様、さまざまな縁結びのご神徳にご挨拶

東武電鉄・足利市駅から貸切マイクロバスでラクラク移動(集合・解散が同じ場所)

野州麻紙工房でランチ&スイーツ!(飲み物付き)

こだわりのおいしいワイン、「ココ・ファーム・ワイナリー」でおいしいワインを


こんなあなたにおすすめします!

日本古来の麻の好きな方、関わりを持っている方

衣料関連のお仕事、機織、糸産みをしている方や興味のある方、縁結びを求めている方

自分で麻はぎ、麻ひきした精麻でストラップ作りに興味のある方

日帰りで休息を求める方

おいしくて体にいいワインが飲みたい方

日本古来の麻の浄化パワーを体感したい方

静かに内観したい方


野州麻紙工房~日本古来の麻を作り続ける伝統の麻農家~

野州麻紙工房の大森さんから、麻はぎ&麻ひき、そしてストラップ作りのご指導をお願いしています。罪・穢れを祓い、魔よけとして、内なる心の清める力のある日本古来の麻の文化にふれる貴重な時間です。

野州麻紙工房 代表 大森芳紀さん
栃木県鹿沼市(旧粟野町)下永野生まれ。作新学院美術デザイン科卒業。
麻の魅力に惹かれ、平成12年に実家の大麻農家に就職後に麻の紙を作るため、麻紙漉きの修行に出る。平成13年に野州麻紙工房を開き、今までとは異なる麻の表現方法を広めるため、日々創作活動中。平成18年、麻のカフェギャラリー「納屋」をオープン。現在に至る。

現在の横綱白鵬の化粧まわしは、野州麻紙工房さんで作られています。その他、神社の鈴縄などもここで作られた大麻が使われています。ここで作られている麻は精神作用(THC)のない大麻です。




日本古来の麻収穫体験のツアーで記念撮影


麻畑見学ツアー。今はもうできないツアーとなってしまいました。



これまでにツアーで何度もお世話になった大森さん。優しいお人柄が皆さんにとても人気です。

足利織姫神社

アマテラスオオミカミに織物を織って献上した神々が祀られる神社です。衣料関連のお仕事をしている方、機織をしている方、糸産みをしている方、さまざまな縁結びを望む方に参拝をおすすめします。229段の階段を上って参拝に参りましょう。

~足利織姫神社のご神徳、ご由緒~


ご祭神は、機織(はたおり)をつかさどる『天御鉾命』と織女である『天八千々姫命』の二柱の神様です。

この
二柱の神様は共同して織物(生地)を織って、天照大御神に献上したといわれています。

織物は、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織りあって織物(生地)となることから、男女二人の神様をご祭神とする縁結びの神社といわれるようになりました。

また、織物をつくる織機(しょっき)や機械は、鉄でできているものも多いことから全産業の神様といわれ※7つのご縁を結ぶ産業振興と縁結びの神社といわれております。


1200年余の機場としての歴史をもつ足利。この足利に機織の神社がないことに気づき、宝永2年(1705年)足利藩主であった戸田忠利が、伊勢神宮の直轄であり天照大神(あまてらすおおみかみ)の絹の衣を織っていたという神服織機神社(かんはとりはたどのじんじゃ)の織師、天御鉾命(あめのみほこのみこと)と織女、天八千々姫命(あめのやちちひめのみこと)の二柱を現在の足利市通4丁目にある八雲神社へ合祀。

その後、明治12年(1879年)機神山(はたがみやま)(現在の織姫山)の中腹に織姫神社を遷宮しました。平成16年6月、社殿、神楽殿、社務所、手水舎が国の登録有形文化財になっています。


※7つのご神徳
よき人と縁結び
よき健康と縁結び
よき知恵と縁結び
よき人生と縁結び
よき学業と縁結び
よき仕事と縁結び
よき経営と縁結び



伊勢の神服織機神社(かんはとりはたどのじんじゃ)の様子~


ココ・ファーム・ワイナリー~葡萄本来の自然の持ち味を引き出した上質なワイン~

ココ・ファーム・ワイナリーは、1950年代に特殊学級の中学生たちによって開墾された葡萄畑が原点です。質のいいワインを作っていることで全国から多くの人たちがこのワイナリーに訪れています。今回はココ・ファーム・ワイナリーさんでワインの買い物はもちろんのこと、テイスティングも楽しみたいと思います。(ツアーお申込みの際、テイスティング参加希望の方はお知らせ下さい。別途500円必要です。)私の大好きなココ・ファーム・ワイナリーのワイン。すばらしい環境の中、おいしいワインをいただいて心地よさを実感して下さい。お酒が飲めない方はぶどうジュースもあります。

目の前には急坂のファームが広がります




楽しみなテイスティング。どれもおいしい♪



ココ・ファーム・ワイナリーのワインについては公式ホームページの「ワインづくりのこと」についてご覧下さい。

野州麻紙工房でランチ&スイーツ!、麻の実入りパンも売ってます

野州麻紙工房さんで午前中の麻はぎをしたら、乾かす間に麻の実入りピザとドリンク、スイーツをお楽しみください。午後からオリジナル・はストラップ作りです♪


おいしい麻の実入りピザ!


これはほうれんそう入り


デザートもおいしいので楽しみです!



パンも売っています。麻の実パンやそのほかにもいろんな種類のパンが売られていますよ~。





ちいろば企画は、「神事」「織物」としての日本古来の麻を応援しています!

ここ最近は日本古来の麻に関するさまざまな事件がありました。日本古来の麻が今もまだ多くの人たちに真実が伝わっていないと実感しています。

「医療」の効能を求めた日本古来の麻(大麻)の解禁を求める人が多い中、ちいろば企画が日本古来の麻として応援するのは、「神事の大麻」です。日本にとって天皇にとって、日本古来の麻はなくてはならないものです。



出典『1928年11月、即位の礼の昭和天皇』

昭和天皇の大嘗祭のときの衣装。日本古来の麻で作られている。そして日本古来の麻が模様として織り込まれているのがわかりますか?

そして丈夫な衣服を作るために必須だった日本古来の麻を麻糸にして作られた「織物」もなくてはならない大切なものです。日本の伝統に必要な「日本古来の麻」への理解を多くの人に広めると共に、今は数少ない麻農家を支えることが大変重要なときでもあります。


ちいろば企画のツアーで伊勢神宮に奉納した精麻







野州麻紙工房の大森さんから、日本古来の麻に関するお話や現状についてもお話を聴きたいと思います。

日本では、古来から大麻は神聖なものとして取り扱われ、日本人は縄文時代以前の古代より、大麻を栽培し、生活に密着した植物として様々なものに活用してきたと言われています。

大麻は罪・穢れを祓う聖なる植物として神事的なものに多く利用され、お札(神宮大麻:伊勢の御札)や御幣、神社の鈴縄、注連縄、巫女の髪紐、仮衣、お盆の迎え火、などいたるとろこで使われていました。

また、大相撲の横綱、下駄の鼻緒、凧揚げの糸や弓弦、花火の火薬などにも用いられ、日本の伝統の中でもなくてはならないものでした。

それが第2次世界大戦後にGHQの占領下において、1948年の大麻取締法の制定により、国内の栽培者が減少の一途をたどり、栃木県、岐阜県、長野県、群馬県、岩手県などのごく一部の伝統地域を除いて大麻産業が衰退し、一部の利用のみに限られています。しかし最近の衣料、化粧品としての輸入量は大きく拡大しており、国内自給の声も高まってきています。



~神道の大麻~
かつての神社参拝は、「身の清め」「身の内の清め」、この2つを行って初めて清浄になると日本人は考えてきました。
 
身の清めは「禊ぎ」というように水で身を清めます。神社の入り口にある手水舎はその名残で、本来は清浄な川の中に入って全身を清めます。

さらに徹底的に清める場合は
淡水より海浜の塩水で身を清めます。その名残としてあるのが清めの塩です。

普段清めの塩や、伊勢神宮の御垣内参拝でも塩で清められますが、そんな宗教観が基底を流れています。そして
身の内を清めるのが大麻です。

大麻草からとれる繊維、日本古来の農法で丹念に育てられた収穫された輝く繊維(大麻草)こそが、
水や塩で落とせない身の内なる穢れを落とす唯一の清めの品です。

バッサバッサと祓いく串を振るのは大勢の人を一時にまとめて祓うためで、麻を曳(ひ)く作法は、今でも伊勢神宮の神楽殿に上がる者が行っています。しかしなぜ大麻なのかは定かではないそうです。

大麻博物館の高安館長によると、おそらくは
アマテラスオオミカミの和やかな御魂を「和魂(にぎみたま)」といい、格別に御神威を表す御魂を「荒御魂(あらみたま)」といいます。

それぞれが
和御魂(にぎみたま)は和妙(にぎたえ)といって絹が、荒御魂(あらみたま)は荒妙(あらたえ)といって大麻があてられていることから、その繊維の輝きの中にアマテラスオオミカミの荒御魂の光を見出したためと考えられるそうです。

神道とは何かというと、さまざまな意見がありますが、身を清める身の内を清め心静かに神前に出ることに本質があります。

つまり清めこそ神道の本質であること、清めを行う上でもっとも重要な「輝く繊維」は神道そのものであります。

ちなみに大麻とはお札そのものを指す言葉で、伊勢神宮のお札は神宮の大麻であるので今でも神宮大麻と呼ばれています。

これもまた清めの麻で、もともとは御神楽を奉納した後に清めの証として大麻繊維片をおし頂き祀ったことが後にお札として成立したものでした。

このような宗教観が根底に流れており、アマテラスオオミカミの荒御魂の光を宿す大麻草は私たち日本人のあるべき姿と考えられていました。

特に宗教観の違いは極めて大きく清めの麻といわれるほどの輝く繊維は海外では作られていませんし、そこまでの価値を求められていませんので素材の段階で違いは歴然とあります。



■『ザ・フナイ2012年11月号 /日本の心、日本古来の麻・大麻(たいま) 』高安淳一

野州麻紙工房で麻はぎ・麻ひき体験と織姫神社、ココ・ファーム・ワイナリーの1日2017のツアー詳細について

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ツアー内容は神社仏閣やパワースポット等を訪れるスピリチュアル旅行・聖地巡礼に加えて、その土地ならではの文化や伝統、食を楽しむ内容になっています。
お気軽にご参加ください。お待ちしております!!

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