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久高島って、先進国日本の奇跡じゃないでしょうか。【東京都 Sさん】

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旅行では大変お世話になりました。
皆さまとお別れした後、レンタカーを借りて、首里から回って玉城グスクまで残りの「あがりうまーい」を遂行しました。
知念大川と私有地にあるミントングスクはパスして、玉城グスクは最後にもう一度訪れました。
時々雨がぱらつきましたが傘をさすほどでもなく、ひめゆりの塔、琉球ガラス村にも寄って帰途。
体はいまだに沖縄モードで、いい感じです。


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ジョンレノンに“イマジン”という曲があります。
今回久高島を観光して、ガイドさんのお話や皆さんの反応を見聞きした時、私はこの曲を想い出しました。
ガイドさんのお話では、久高島の神聖な御嶽を案内すると、日本人はほとんどの方がそっと手を合わせるけれど、外国の方々は皆自身の信仰する神のために、手を合わせることはない…とのこと。
「宗教がなければ…」
「だから戦争が起きる…」
私は左耳が少し不自由で聴き間違いがあるかもしれませんが、大体こんなことだったと思います。
大多数の日本人はアニミズムと八百の神々の世界観の中で、その頂点に自身の信仰する神仏を置こうとしているのではないでしょうか。
だからきっと、どこの国に行ってもどんな辺鄙な村に行っても、その土地の神様があれば村人とともにその神様を尊重し手を合わせるのが日本人ではないのかと思います。
それは無節操なのではなく、柔軟性のある包容力で日本人の美点と言ってもいいと私は思います。
ジョンレノンは小野ヨーコをとても愛しましたが、ヨーコの日本人的特質も愛された理由の一つだったのではないでしょうか。
もう一つ久高島で聴いたお話に、昔は数種類の穀物の種を持って旅をした…というのがありました。
新天地を見つけたらその場所を開拓し種をまき糧とするためでしょう。
でも中には旅の途中で行き倒れた人も少なくなかったと思うのです。
そんな時その体を養分として、懐に入れた穀物が発芽し成長したのではないか…。
と想像した時、月讀命が保食神を殺害した後、保食神の体中から穀物が生まれた(額から粟、目から稗)という神話の一部が少しわかるような気がしました。
私と妹は延泊をして「ゆいレール」に乗りました。
車窓から見える景色は、ほとんど東京と変わりません。
ン十年前学生時代に訪れた沖縄とは雲泥の差です。
沖縄に変わってほしくないと願うのは外来者のエゴだと思います。
でも私有地を持たない久高島って、先進国日本の奇跡じゃないでしょうか。
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