いとにせむとやはたみたり
さとのをとめか
あさをほすみゆ
昭憲皇太后御歌

麻掛け(オカケ)の様子

昨年に引き続き、野州麻紙工房さんのご提案で「麻はぎ」と「麻ひき」の2つの体験ができる日帰りツアーをご用意しました。
昨年と違う点は、野州麻紙工房さんでのワークと食事に時間の余裕があまりなかったこと。そのため、今回は昨年よりもさらに1時間滞在時間をのばし、もっとゆっくりストラップを作ったりお買物をする時間を広げました。
精麻を作るための大切な行程の2つを体験することができる貴重な機会です。
そして麻はぎ、麻ひきをした精麻を使って、ストラップを作ります。
日本古来の麻の好きな方、日本の神事に欠かせない大切な麻に触れたい方、麻糸を作っている方、織物をしている方、体験してみたい方におすすめのツアーです。
そして今回も「足利織姫神社」を参拝します。
この神社は、ちいろばのツアーでも参拝で訪れたことのある、絹を織る伊勢神宮・神服織機神社の神々を合祀されたのが由緒。

伊勢神宮では春と秋は新しいお召し物を神様にお供えする季節。5月と10月は神御衣祭(かんみそさい)にそなえて絹布(和妙にぎたえ)と麻布(荒妙あらたえ)が手織られ、アマテラスオオミカミの奉納されます。
これにはアマテラスオオミカミが新しく織られたお召物で御力をさらに発揮されることに関係するのではないかと私は思っております。
このツアーは野州麻紙工房の「日本古来の麻」と織姫神社の「絹」という組み合わせがまるでアマテラスオオミカミへの捧げ物を献上するかのようなツアーになっています。
日本古来の麻の復活、天皇家の繁栄・・・。アマテラスオオミカミへの更なる御力の発揮への祈りにもなります。
ツアーの最終は、今までにツアーで2度訪れたこだわりのワインを作る「ココ・ファーム・ワイナリー」での時間。JALのファーストクラスの白ワインにココ・ファーム・ワイナリーのワインが使われています。
私も大好きなココ・ファームワイナリーのワイン。テイスティングやお買い物を楽しむ時間もございます。
おいしくてこだわりのワインを感謝していただく、自然の恵みに感謝する。1日で経験と感動がつまった日帰りツアーです。

指導してくださるのは、野州麻紙工房の大森芳紀さん
