野州麻紙工房で麻草履作りと横山郷土館日帰りツアー2019 ~平成から令和へ!大嘗祭で注目の「日本古来の麻」を知る~
2019年9月1日(日)


写真にあるような麻草履を作ります。


今年の野州麻紙工房での体験は、日本古来の麻で草履作り!持っていると貴重な麻の草履。野州麻100パーセントを使った草履作り体験です。

野州麻紙工房のある栃木県粟野地区では昔から板の間草履として使われているそうです。ご家庭のフローリングを傷つける事はありませんので室内履きとしてご利用いただけますヨ。
麻草履は、履けば履くほど足に馴染み長く使う事ができます。ご自分の足に合った麻草履を作ってみませんか!?

日本古来の麻の好きな方、日本の神事に欠かせない大切な麻に触れたい方、麻糸を作っている方、織物をしている方、体験してみたい方におすすめのツアーです。

そして今回のツアーでは「大神神社」を参拝し、時間があれば横山郷土館に訪れます。皆さんの麻草履の出来る時間によっては横山郷土館がなくなりますのでご了承下さい。



野州麻紙工房の大森さんの元で麻草履を作られたSさんから
お写真をお借りいたしました。

※鼻緒について
完成品は私たちが目にする草履の鼻緒です。
Sさんは鼻緒を長くとったため、途中をつまんで
サンダル風にすることを大森さんに勧められたそうです。




指導してくださるのは、野州麻紙工房の大森芳紀さん


「納屋」の麻のお店で売っていた麻草履

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精 麻とは?


『栃木県の大麻畑』大麻農業見学ガイドの大麻博物館 高安純一さんの冊子から以下の文章を抜粋しましたのでご覧下さい。

大麻草の茎から皮をはぎ、それを研ぎ澄ました繊維を「精麻」
といいます。これが栃木県の特産物であり、その輝きは我が県民の誇りでもあります。

ご神事で使われる麻もこの大麻草の皮から取れた「精麻」で、その輝きの中から特に強い祓い清めの力が出てくる源泉として捉えられ、大切に扱われています。

現在は残念なことに大麻草の固有名詞であった「麻」という言葉が植物繊維の総称として使われ、さまざまな植物繊維を「麻」と読んでよび、なおかつ法で定める「麻」は大麻草とは別の植物に変わっています。このため日本古来の麻であった大麻の文化の衰退は極めて深刻な状況であるにもかかわらず一般的にまったく顧られず存続の危機にあります。

その植物に、私たち日本人はかつてなにを祈り願ってきたのか。大麻草の畑で、いま一度そんな先人達の声に想いを馳せ、現在もその伝統を汗にまみれ継承している農家の皆様の姿からその心を感じていただければ幸いです。

野州麻紙工房で麻草履作りと横山郷土館日帰りツアー2019 ~平成から令和へ!大嘗祭で注目の「日本古来の麻」を知る~のポイント

日本古来の麻を育てる野州麻紙工房で麻草履作り体験

野州麻紙工房でランチ&スイーツ!(飲み物付き)

日本古来の麻のお買い物ができます

麻草履を作る前に、道の駅「にしかた」で休憩&コーヒーブレイク。お買い物も

JR栃木駅から貸切マイクロバスでラクラク移動(集合・解散が同じ場所)

横山郷土館へ(時間がない場合は行きません)



ちいろばの会員さんから実際に使っていらっしゃる様子の写真でいただきました。
自分の足サイズで作るからいいですね!

※鼻緒について
完成品は私たちが目にする草履の鼻緒です。
Sさんは鼻緒を長くとってしまったため、途中をつまんで
サンダル風にすることを大森さんに勧められたそうです。

こんなあなたにおすすめします!

日本古来の麻に興味のある方、好きな方、関わりを持っている方

衣料関連のお仕事、機織、糸産みをしている方や興味のある方

オリジナルの麻の草履を作りたい方

地元の野菜やお惣菜などを買いたい方(道の駅「にしかた」に立ち寄ります)

横山郷土館に行ってみたい方(麻草履作りの状況により時間がない場合は行きません)

日本古来の麻の浄化パワーを体感したい方



野州麻紙工房 ~日本古来の麻を作り続ける伝統の麻農家~

野州麻紙工房の大森さんから、麻草履作りのご指導をお願いしています。罪・穢れを祓い、魔よけとして、内なる心の清める力のある日本古来の麻の文化にふれる貴重な時間です。

野州麻紙工房 代表 大森芳紀さん
 
栃木県鹿沼市(旧粟野町)下永野生まれ。作新学院美術デザイン科卒業。

麻の魅力に惹かれ、平成12年に実家の大麻農家に就職後に麻の紙を作るため、麻紙漉きの修行に出る。平成13年に野州麻紙工房を開き、今までとは異なる麻の表現方法を広めるため、日々創作活動中。平成18年、麻のカフェギャラリー「納屋」をオープン。現在に至る。

現在の横綱白鵬の化粧まわしは、野州麻紙工房さんで作られています。その他、神社の鈴縄などもここで作られた大麻が使われています。ここで作られている麻は精神作用(THC)のない大麻です。


日本古来の麻収穫体験のときのツアー。今はもうできないツアーとなりました。



これまでにツアーで何度もお世話になった大森さん。優しいお人柄が皆さんにとても人気です。

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横山郷土館(皆さんの麻草履作りの状況によって時間がなかった場合は行きません)





横山家は店舗の右半分で麻問屋、左半分が銀行を営んでいた明治の豪商でした。両袖切妻造(りょうそできりづまづくり)と呼ばれる貴重な建物には、当時を偲ばせる帳場などが再現されています。

店舗の両側には鹿沼産の深岩石で作られた蔵が、左右相対して建てられており、右が麻蔵、左が文庫蔵で腰まわりに、岩舟石、軒まわりに赤レンガを組み、災害にも十分対策をほどこした造りとなっています。それぞれ、間口四間(7.2m)奥行き五間(9m)もある大きな石蔵です。店舗兼住居、蔵、洋館は文化庁の登録有形文化財に認定されています。

野州麻紙工房でランチ&スイーツ!

野州麻紙工房さんで麻草履作りの間に麻の実入りピザ、ドリンクそしてスイーツをお楽しみ下さい。


日本古来の麻に囲まれた「納屋」でランチをいただきます!浄化されそうな雰囲気です



おいしい麻の実入りピザ!


デザートもおいしいので楽しみです!



※デザートは当日になってわかります。

ちいろば企画は、「神事」「織物」としての日本古来の麻を応援しています!

昨年4月5日に、三重県は神社のしめ縄に使う大麻の栽培をするため、大麻取締法に基づく栽培者免許を伊勢麻振興協会に交付しました。

ここ数年で日本古来の麻に関するさまざまな事件がありましたが、日本古来の麻が今もまだ多くの人たちに真実が伝わっていないと実感します。

「医療」の効能を求めた日本古来の麻(大麻)の解禁を求める人が多い中、ちいろば企画が日本古来の麻として応援するのは、「神事の大麻」です。日本にとって天皇にとって、日本古来の麻はなくてはならないものです。



出典『1928年11月、即位の礼の昭和天皇』

昭和天皇の大嘗祭のときの衣装。日本古来の麻で作られています。そして日本古来の麻が模様として織り込まれているのがわかりますか?

そして丈夫な衣服を作るために必須だった日本古来の麻を麻糸にして作られた「織物」もなくてはならない大切なものです。日本の伝統に必要な「日本古来の麻」への理解を多くの人に広めると共に、今は数少ない麻農家を支えることが大変重要なときでもあります。


ちいろば企画のツアーで伊勢神宮に奉納した精麻




野州麻紙工房の「納屋」横には、日本古来の麻の商品が売られています。お買い物もどうぞ♪



野州麻紙工房の大森さんから、日本古来の麻に関するお話や現状についてもお話を聴きたいと思います。

日本では、古来から大麻は神聖なものとして取り扱われ、日本人は縄文時代以前の古代より、大麻を栽培し、生活に密着した植物として様々なものに活用してきたと言われています。

大麻は罪・穢れを祓う聖なる植物として神事的なものに多く利用され、お札(神宮大麻:伊勢の御札)や御幣、神社の鈴縄、注連縄、巫女の髪紐、仮衣、お盆の迎え火、などいたるとろこで使われていました。

また、大相撲の横綱、下駄の鼻緒、凧揚げの糸や弓弦、花火の火薬などにも用いられ、日本の伝統の中でもなくてはならないものでした。

それが第2次世界大戦後にGHQの占領下において、1948年の大麻取締法の制定により、国内の栽培者が減少の一途をたどり、栃木県、岐阜県、長野県、群馬県、岩手県などのごく一部の伝統地域を除いて大麻産業が衰退し、一部の利用のみに限られています。しかし最近の衣料、化粧品としての輸入量は大きく拡大しており、国内自給の声も高まってきています。



~神道の大麻~
かつての神社参拝は、「身の清め」「身の内の清め」、この2つを行って初めて清浄になると日本人は考えてきました。
 
身の清めは「禊ぎ」というように水で身を清めます。神社の入り口にある手水舎はその名残で、本来は清浄な川の中に入って全身を清めます。

さらに徹底的に清める場合は
淡水より海浜の塩水で身を清めます。その名残としてあるのが清めの塩です。

普段清めの塩や、伊勢神宮の御垣内参拝でも塩で清められますが、そんな宗教観が基底を流れています。そして
身の内を清めるのが大麻です。

大麻草からとれる繊維、日本古来の農法で丹念に育てられた収穫された輝く繊維(大麻草)こそが、
水や塩で落とせない身の内なる穢れを落とす唯一の清めの品です。

バッサバッサと祓いく串を振るのは大勢の人を一時にまとめて祓うためで、麻を曳(ひ)く作法は、今でも伊勢神宮の神楽殿に上がる者が行っています。しかしなぜ大麻なのかは定かではないそうです。

大麻博物館の高安館長によると、おそらくは
アマテラスオオミカミの和やかな御魂を「和魂(にぎみたま)」といい、格別に御神威を表す御魂を「荒御魂(あらみたま)」といいます。

それぞれが
和御魂(にぎみたま)は和妙(にぎたえ)といって絹が、荒御魂(あらみたま)は荒妙(あらたえ)といって大麻があてられていることから、その繊維の輝きの中にアマテラスオオミカミの荒御魂の光を見出したためと考えられるそうです。

神道とは何かというと、さまざまな意見がありますが、身を清める身の内を清め心静かに神前に出ることに本質があります。

つまり清めこそ神道の本質であること、清めを行う上でもっとも重要な「輝く繊維」は神道そのものであります。

ちなみに大麻とはお札そのものを指す言葉で、伊勢神宮のお札は神宮の大麻であるので今でも神宮大麻と呼ばれています。

これもまた清めの麻で、もともとは御神楽を奉納した後に清めの証として大麻繊維片をおし頂き祀ったことが後にお札として成立したものでした。

このような宗教観が根底に流れており、アマテラスオオミカミの荒御魂の光を宿す大麻草は私たち日本人のあるべき姿と考えられていました。

特に宗教観の違いは極めて大きく清めの麻といわれるほどの輝く繊維は海外では作られていませんし、そこまでの価値を求められていませんので素材の段階で違いは歴然とあります。



■『ザ・フナイ2012年11月号 /日本の心、日本古来の麻・大麻(たいま) 』高安淳一

野州麻紙工房で麻草履作りと横山郷土館日帰りツアー2019の詳細について

ツアーはちいろば旅倶楽部会員のみ参加することができます。ツアーに興味のある方は、ちいろば旅倶楽部にご入会下さい。入会は無料です。会員の方のみ、質問にお答えしておりますのでご了承下さい。
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ちいろば企画のツアーはお1人でも安心して参加できるのがポイントです。実際にお1人参加の人がほとんどです。
ツアー内容は神社仏閣やパワースポット等を訪れるスピリチュアル旅行・聖地巡礼に加えて、その土地ならではの文化や伝統、食を楽しむ内容になっています。
お気軽にご参加ください。お待ちしております!!

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