富士山麓大巡礼ツアー2日間2019

富士山麓大巡礼ツアー2日間2019
~静岡から山梨へ!心身の禊と信仰宇宙を体感する~
2019年4月6日(土)~7日(日)

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私は感動のあまり思わず馬の手綱を引いた。脱帽して、「すばらしい富士ヤマ!」と叫んだ。頭に悠久の白雪をいただき、縁なす日本の国原に、勢威四隣を払って聳えたつ、この東海の王者に久遠の栄光あれ!
「ヒュースケン『日本日記』」校倉書房より

4月後半の河口湖からの富士山の様子
富士山は2013年に世界遺産登録されましたが、「自然遺産」ではなく、「文化遺産」と認識している人は少ないのではないでしょうか。正式名称は「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」です。

「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」とは、富士山という自然の営みに宗教性、芸術性を見出してきた日本人の自然観や文化観が国際的に認められたのでした。

古来日本人は富士山に登る前に、ふもとの聖地を巡礼し、禊の場へ訪れて心身を浄化に浄化を重ねるなど・・・。

普段俗界にいる人間が、神なる富士山の山頂に行きつくには、さまざまな道のりを通らなければならなかったことがわかります。

そんな富士山信仰の禊と巡礼を体感する1泊2日のツアーです。

旅の原点は「巡礼」といわれています。

この旅であなたも富士山巡礼者に!

静岡から山梨へ、富士山信仰の宇宙を体感しませんか?


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~日頃の感謝と敬虔な気持ちで富士山に祈りを捧げ、日本の平和を祈りませんか~

何が文化遺産たるゆえんなのかといえば、富士山は日本一の霊山(信仰の山)なのです。昔の人は、麓で禊をして、白衣を纏って登りました。目指すは日本神話にも登場するコノハナサクヤヒメノミコトが祀られている富士山本宮浅間大社。ご神体である富士山は神さまが降臨なさる斎庭(ゆにわ)です。日本一高い山というだけで人々は登ってきたわけではなく、それほどのエナジーが宿るから。弾丸ツアーでちょっと立ち寄って、「はい、おしまい!」だけの気軽なレジャー気分ではなく、本来の意味にも思いを馳せましょう。何合目まででもよいのです。富士山に登る時は、日頃の感謝と敬虔な気持ちを備えてほしいと思います。

『あなたが輝くオーラ旅33の法則』江原啓之著 小学館

富士山本宮浅間大社(4月はじめの様子)
富士山のパワーが欲しいと願うためか、富士山周辺には多くの宗教団体が本部を置いています。

ちいろば企画は東日本大震災後、東京から富士山の麓である河口湖に移住し、農的な暮らしをしながら、富士山の麓で暮らしています。毎日富士山を眺める暮らしは、とても贅沢なことだと思っております。

古来の人々にとって富士山は遠くから仰ぎ見て崇拝する「遥拝」の対象であり、噴火を鎮めるために、麓へ浅間神社が建立されました。

噴火活動が沈静化する平安時代後期以降は日本古来の山岳信仰と密教等が集合した「修験道」の道場となり、遠くから仰ぎ見て崇拝する「遥拝」の対象から「登拝」する山へと変化していきました。

そして室町時代後半になると、修験者だけではなく一般庶民も「登拝」するようになり、富士登山が大衆化されていきます。

富士山の噴火は、世の中が乱れているときは要注意だと言われています。今、富士山への祈りが大切なときでもあります。

2日間という短い時間ですが、日本人が信仰した聖地、禊の場所へご案内するツアーです。山には「癒し」が満ちています。弱気になっている自分を癒し励ましたいと願う方にもおすすめの旅です。


※700~400年ほど前には、昔話のかぐや姫が富士山の神さまといわれた時期があります。コノハナサクヤヒメノミコトという名前が定着したのは江戸時代と言われています。

富士山麓大巡礼ツアー2日間2019 ~静岡から山梨へ!心身の禊と信仰宇宙を体感する~のポイント

浅間神社の総本宮・「浅間大社」参拝

富士登山者のみそぎの場であった「湧玉池」

富士山本宮浅間大社に元々あった神社で、地主神といわれる「富知神社」参拝

古代の人々が遥拝し、富士山の神霊の鎮めるために祀られた「山宮浅間神社」参拝

修験道が色濃く残り、富士上人と言われた末代上人が祀られる「村山浅間神社」参拝

富士講の祖・長谷川角行修行の地であり、富士山の30年前の雪解け水が流れ、禊の場であった「白糸の滝」

源頼朝ゆかりの美しい水が広がる富士講霊場の「おびん水」

富士講の祖・長谷川角行が修行をし、徳川家康と会ったといわれる「人穴富士講遺跡」「人穴浅間神社」(人穴に入る予定としています※)

貞観噴火(864~866年)時に流れ出た青木ヶ原溶岩流の上に形成された富士道者巡礼の霊場「竜宮洞穴」へ。

巡拝する道者が富士山麓の溶岩樹型・溶岩洞穴のうち最も多かった「船津胎内」

富士山噴火を鎮める浅間明神が祀られる「河口浅間(あさま)神社」参拝と神社内にある県の天然記念物の「七本杉(しちほんすぎ)」

周辺は富士山とゴルフ場以外何もない、静かなイタリアンリゾートのホテル「富士クラッシックホテル」宿泊。夕食は洋食のコース料理です!

浅間大社参拝後は・・・地元グルメで人気の「富士宮やきそば」昼食

人穴浅間神社参拝後は・・・女優の工藤夕貴さんのオーガニックのお店「カフェ・ナチュレ」でお茶とケーキタイム!(ケーキはチーズケーキのみ。お茶のみも可)

河口湖で人気の「ほうとう不動」でほうとうの昼食!アツアツをどうぞ!

解散後の帰りは河口湖駅前から、JR新富士駅前から選べます!貸切バスで河口湖駅から新幹線の駅「JR新富士駅」へ(道が混む場合があるので、余裕をもった時間で新幹線予約を)


※人穴富士講遺跡は1ヶ月前からの予約のため、現時点でまだ未定です。1ヶ月前になりましたら、お知らせいたします。また、雨が降ると中に入ることができませんのでご了承下さい。(入りたくない方は入らなくても大丈夫です)


穴浅間神社近くにある女優の工藤夕貴さんの農場にいる羊。すごいガン見・・・。

こんなあなたに、このツアーをおすすめします!

富士山の平安を祈りたい方

富士山の信仰について知りたい方、信仰の場を体験したい方

雄大な富士山を間近で見たい方(天候により見られないことがあります)

浅間神社のご祭神・コノハナサクヤヒメノミコトのご神徳を望む方

良縁を望む方

浄化や癒しを期待している方(富士山登山前の禊の場所に行きます)

富士山のパワーを体感したい方

リゾート気分も味わいたい方


地元のグルメ(富士宮やきそば、ほうとう、地元パワーフード)が楽しみな方


 
UFO雲がよく現れる富士山(夏に撮影)

富士山本宮浅間大社と湧玉池

駿河国一の宮。ご祭神はコノハナサクヤヒメノミコト。別称に浅間大神(富士山本宮浅間神社ホームページより)。相殿神にニニギノミコトとオオヤマヅミノカミ。コノハナサクヤヒメノミコトは、オオヤマヅミノミコトの娘であり、天孫ニニギノミコトのお妃です。富士山の噴火を鎮めた御神徳により崇敬を集めています。全国に祀られている1300以上の浅間神社の起源となる総本宮です。


神社にはめずらしい2階建て。春は桜でいっぱいになり、土日は挙式でいっぱい。幸せオーラいっぱいです♪


美しい湧玉池 かつては多くの人たちがここで禊をして富士山を登拝しました。水の神の霊の湧源。水がいのちの根源であることを感じさせる。見ているだけでも心が洗われるような、そんな禊の池を眺めたり、触れてみましょう。

富知神社・山宮浅間神社・村山浅間神社へ

浅間大社周辺にある重要な信仰の聖地に訪れます。山宮浅間神社は浅間大社の元宮とも言われています。

【富知神社】

富士山本宮浅間大社に元々あった神社。地主神であったといわれています。富知は「淵」の説もあれば、「富士」の説も。

【山宮浅間神社】

富士山本宮浅間大社の社伝によれば、富士山本宮浅間大社の前身で、ヤマトタケルノミコトが創建したといわれています。本殿にあたる場所に建物がなく、富士山を望む遥拝所と設けるという独特な形態。噴火を鎮めるために山を遥拝していた古代の祭祀の形をとどめていると推定されています。


富士信仰の原初の姿がここに。富士山の遥拝所であり、富士の神霊を招く斎庭(ゆにわ)


【村山浅間神社】


12世紀頃に富士山の噴火が沈静化する末代上人など山中で修行する人々が現われました。これが発展し、14世紀初頭には富士山における修験道が成立します。この中心となったのが京都の修験道本山派・聖護院門跡に所属した村山興法寺。興法寺は境内に本堂である大日堂、末代上人を祀る大棟梁権現、そして浅間神社が中心となった修験道の寺院でしたが、明治時代以降は村山浅間神社が中心となります。19世紀後半までここの修験者たちが大宮・村山口登山道を管理しました。



村山浅間神社ご神域内にある有名なご神木。カラス天狗がたくさんいらっしゃる!?といわれるそうですが、私には見えないのが残念。(^_^;)


~富士山修行者の開祖・末代(まつだい)上人について~

『駿河国に1人の上人がいた。号は富士上人、名は末代という。富士山に登ることは数百回に及び、山頂に構えた仏閣を大日寺という』(「本朝世紀」より)

富士山の火山活動が最も活発だったのは平安時代。11世紀から18世紀の宝永の大噴火まで比較的穏やかなときを過ごします。この富士山の静穏期と同じくして、仏教の教えを奉ずる行者たちが富士山中を修行の場とするようになっていきます。その開祖ともいうべき人物が末代上人です。活躍したのは、院生期と呼ばれる平安末期。鳥羽法皇が世を統べていた久安5年(1149)、末代が登場します。修行を行った修験山頂に大日寺を構えたとされ、富士山上人と呼ばれました。末代上人が山麓の拠点にしたのが村山(富士宮市)で、ここを拠点に行われた富士山域の回峰行が「富士峰修行」。富士山腹から宝永山や愛鷹山、三島明神(三島大社)などを26日かけて巡ったと言います。

向こうに見えるのが宝永山

白糸ノ滝・人穴浅間神社・人穴冨士講遺跡へ

富士山の30年前の雪解け水が流れるという白糸の滝はとても幻想的な雰囲気です。ここでも富士講や修験者が修行をしていたといわれています。富士講の祖・長谷川角行も白糸の滝で修行をしたことがあったそうです。

【白糸ノ滝】


富士山の湧水が約200メートルにもわたって噴出している白糸ノ滝は16~17世紀、富士講の開祖とされる長谷川角行が修行を行なった地とされ、富士講を中心とした人々の巡礼・修行の場になりました。


お天気がいいと、後ろに富士山が見えるらしい。私は見たことがないので、写真を撮りました。

【おびん水】

源頼朝ゆかりの「おびん水」。富士講の霊場のひとつとなっています。神秘的なほどきれいな水が満たされています。ここでしばし浄化の時間を

【人穴富士講遺跡】
2018年から中に入ることができるようになりました。(要予約)

人穴冨士講遺跡。富士講の祖・長谷川角行が東北地方にある達谷の窟で修行中に役行者が現れ、富士山に行き人穴に籠り世界の中心である仙元大日神(仙元大菩薩)に願うようにお告げをうけて修行をしたところ。ここにこもった角行は四寸五分(14cm)の角材の切り口に立って、1,000日の立行を行ったといわれています。


2013年のツアーでは、整備される前の人穴富士講遺跡に特別に許可をいただいて入ることができました。

※人穴冨士講遺跡には2018年から予約の上で入れることになりました。予約は1ヶ月前からのため、今現在予約が取れるかどうか未定です。取れなかった場合は予定を変更となりますのでご了承下さい。中に入りたくない方は入らなくても大丈夫です。中に入れるのは10名までのため、ツアーの半分の方が中に入っている間にその他の方は別のガイドさんから説明を受けて交代で中に入ります。


【長谷川角行について】~人穴で富士信仰の礎を築いた富士講元祖~

十八歳にてほっしんのをこし、七恵の立まち仕り有時え無中にて是よりみなみにて藤山に上り行躰候わばほうべんをあたえべしと御つげ成 藤山へ上り中道仕候 『富士講の歴史』

~現代語訳~「18歳で発心(決意)し、七日間立ち続けて神仏に祈願すると、夢の中で是(常陸国)より南にある富士山に登り修行を行なったならば、真理に至るための手段を与えようとお告げがあった。そのお告げに従って富士山に登り、中道(富士山の中腹を巡る修行)をした」

弟子によって記録された内容によれば、生まれは肥前国長崎で、当時は、戦国という平和とは程遠い時代であり、角行は、国が治まることを祈願して、諸国霊場への巡礼の旅に出たとされます。そして行き着いたのが富士山でした。西麓の人穴に千日籠もる行、富士山中腹を巡る御中道(おちゅうどう)での木食行(もくじぎょう)※米穀を断つ修行、八海(富士五胡含む八つの湖)での百日水行などが記されています。北口本宮冨士浅間神社の参道にある大石の上で30日間裸体のままつま先で立行をたと言われています。こうして自らの身体に厳しくする苦行の中で得た富士山の本尊からの教えを得ます。それは、父母の仙見(せんげん)※富士山の本尊を第一にし、恩徳を日々返すことなどを説くもので、これらの教えは富士講の真髄として弟子たちに受け継がれていきます。
2013年当時の人穴

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竜宮洞穴、船津胎内樹型

富士山は水の神であり、湖には龍神が棲んでいたといいます。古代の信仰をたどることのできる「竜宮洞穴」と母なる富士山の胎内に入って”生まれ変わり”を体験して富士山へ向かったといわれる「船津胎内樹型」です。

【竜宮洞穴】

西湖畔の青木が原樹海内にぽっかり口をあけたように存在しているのが「竜宮洞穴」。富士道者巡礼の霊場として古い信仰の歴史のある場所。ご祭神は豊玉姫命となっていますが、竜が棲むという伝説もあり、毎年8月2日には今も竜宮神社の祭典が行なわれているそうです。天井から崩落した岩の塊があり中に入るのは危険な状況です。

【船津胎内樹型】

「えっ!ここから入るの!?」と驚く方も。神社内です。(^_^;)






船津胎内の洞窟から出ると、本当に生まれ変わったような気がするから不思議。ツアー参加の皆さんの楽しそうな声が聞えてきます。(^^♪


富士山にはいくつかの溶岩流の流れた跡があります。船津胎内樹型はおよそ1000年前に八合目付近から流れ出た「剣丸尾溶岩流」の上にできた森。「溶岩樹型」という大変珍しい種類の溶岩洞穴です。世界でも富士山とハワイ島だけなのだそうです。

ここは「無戸室浅間」という名の神社で、340年ほど前の江戸時代に富士講の信者によってこの洞窟が発見されるとともに建てられました。

富士信仰の史料の中に、当時の巡礼日記にはかならず、
「まず胎内に寄って」という一文がよく出ていたそうで、江戸時代の富士講の人たちは、富士山に登拝する前日にこの胎内で”生まれ変わり”を体験するの決まりだったそうです。

その後、御師の家に泊まり神前で祈祷を受けたり、ふもとの湖や滝といった霊場で禊をしたり、ふだん俗界にいる人間が、神なる富士山の山頂に行きつくには、さまざまな道のりを通らなければならなかったことがわかります。

現代のように、簡単に登ってしまうことはなかったのですね。

※船津胎内樹型の一部の道(行っても行かなくても大丈夫です)は、体型により通れないところもあります。しゃがんだまま歩けない方も難しいところがあります。そこを通らなければ普通に洞窟内を歩けますので問題ありません。

※汚れてもいい服、靴などでご参加下さい。

北口本宮冨士浅間神社、大塚丘、新屋山神社

【北口本宮冨士浅間神社参道】


【北口本宮冨士浅間神社】
富士登拝の登山口であり、富士講ゆかりの神社

富士山の遥拝所であった大塚丘かに祀られていた浅間明神を起源とし、延暦7年(788年)に現在の諏訪の森に遷座しました。諏訪の森には諏訪神社が産土の神として祀られ、「吉田の火祭り」は北口本宮冨士浅間神社と諏訪神社のお祭り。平安時代に入ると山岳信仰が普及し、山に登ることで修行する修験道や、富士山そのものを信仰の対象とし、登ることを祈りとする富士講が広がるようになりました。江戸時代には江戸の八百八講あり、といわれるほどに笛、多くの人が吉田口を通って富士山に登りました。そんな富士講の中でも最も大きな村上講の村上光清の寄進により、1733年から1738年まで6年かけて境内社殿造物の修復故事が行なわれ、現在も大きな損壊もなく至っています。ご祭神は、コノハナサクヤヒメノミコト、天孫ニニギノミコト、オオヤマヅミノミコト。


【大塚丘】

110年(景行40)年、ヤマトタケルノミコトが東征した際、この大塚丘に立ち寄り、富士山はこの地より拝むべしという言葉を残したといいます。そのため大鳥居が作られ、浅間大神とヤマトタケルノミコトを祀りました。それが北口本宮富士浅間神社の創建。788年に浅間大神は遷座され、現在はコノハナサクヤヒメノミコトとなっており、大塚丘にはヤマトタケルノミコトのみ祀られています。

【新屋山神社(里宮)】

全国から平日であっても多くの人たちが参拝する人気の神社で、この神社の奥宮は富士山2合目にあります。(冬の間は道路が閉鎖されます)その奥宮が「金運神社」と有名な人が言ったことで、この里宮にお参りする人も増えているようです。ご祭神はオオヤマヅミノミコト、アマテラスオオミカミ、コノハナサクヤヒメノミコト。古くから山を守る神、産業の神として地域の林業、農業に携わる人々から大工さん等の職人さんにまで信仰されています。


【食行身禄(じきぎょうみろく)について】
~富士山で即身仏となった富士講中興の祖~


食行身禄像

鎌倉時代から江戸時代まで、人々は苦しみから逃れるために神仏のご利益を求めてきました。しかし、自分の幸不幸は、仏や神の御利益によるのではなく、自分の努力次第で決まるという現代に通ずる考えを説いた人がいました。生涯に富士登山を45度、富士山中腹を巡る御中道(おちゅうどう)を三度行い、富士登山の隆盛の立役者となるほど多くの人々に慕われた食行身禄です。

食行身禄は長谷川角行から富士講6代目にあたります。江戸中期に富士講を広めた人でもあります。17歳のときに角行系の富士講と出会い、信心の道に入ります。以後45年間、朝夕の水垢離と毎年の富士詣でを怠りませんでした。

食行身禄の名は伊藤伊兵衛といいます。幼い頃には養子に出され大変辛い体験をしましたが、伯父の呉服商で仕事をし、勤めぶりが認められて、富山家の養子となります。身禄は家業に専念していきましたが、この信仰に入るや神徳の恵みによるのかどうか。店は益々繁盛し43歳のときには大番頭4人、手代及び小僧数十人を使用、本町3丁目に呉服店を出し、その後もさまざまな支店を持つようになり、巨万の富を得るに至ります。

しかしこのとき身禄が悟ったのは、自分がいかに大成功をして金銭を得たとしても何等尊いものはない。尊いものは信仰である。信心とは神に対して誠の心をつくすことである。いかに財産を得ても将来これは何等意味がない。この上は信心による神の恩恵を自分1人で独占しないで、多くの人に分け与えることこそ多くの世の人々を救うことである。こうして43歳のときに今まで得た財産全部を大番頭・手代・小僧等に分け与え、自分の妻子には一物も与えませんでした。その後は営利を目的としない油屋の行商をし、物質的に貧窮の生活を意とせず、人々は身禄のことを「貧乏身禄」や「乞食身禄」のあだなをもって呼びました。

身禄の教えは、人は行いを正しくし、家業に励むべしというものでした。士農工商を身分差別だとし、四民の語を用い、男女平等を説きます。また、「神仏に祈るには木像も社もいらない、天に向かって手を合わせればよいのだ」と唱えた。政治に関しても先鋭的で、政治の根本は民を救うことであるとし、1733年(享保18)年1月江戸で米騒動が起きると、将軍吉宗の失政を糾弾した一書を残し、自らが富士山において入定(宗教的な自殺)することで、良き世を到来させようとし、富士山の烏帽子岩で63歳で断食入定(悟りを得るために断食死すること)し、即身仏となりました。

この食行身禄の行動をきっかけに江戸では富士講が爆発的人気となり、江戸末期には江戸八百八町に八百八講あるといわれるほどに増えました。烏帽子岩に籠もり、食行身禄はその一ヵ月後にこの世を去ります。享年63歳。この1ヶ月の間の身禄の教えを書き留めた「三十一日の巻」としてまとめ、後世へ身禄の教えを伝えていくことになります。現在も尊ばれる正直・勤勉・倹約の実践を人生の理想とした身禄は、現代人の先駆けだったといえるでしょう。



富士山山頂観測所に昭和7年から12年まで勤めた作家・新田次郎の『富士に死す』は、食行身禄の一生を小説にしたものです。ツアー前一読されると、富士山信仰をより身近に体験することができるのでおすすめです。

河口浅間神社、禊の聖地・母の白滝

【河口浅間神社・参道】

参道から立派な杉の木が迎えてくれます!

【河口浅間神社】

富士山の世界文化遺産に登録された構成資産の一つ。864年に起きた富士山中腹にある長尾山の噴火を鎮めるため、翌年にコノハナサクヤヒメノミコトを祀り、創建されたといわれています。それまで駿河国(静岡県)側にしかなかった富士山を信仰する浅間神社を、甲斐国(山梨県)側にも建てるべきという勅令によって建てられた神社である可能性が高いといいます。4月と7月に河口の稚児舞が行なわれますが、これも富士山の神霊を慰めるための舞といわれています。

【七本杉のうちの三本】


この広さのご神域の中に7本もの素晴らしい杉の木があるのはまさに奇跡ともえいます。7本以外にも素晴らしい木がありますよ。ご神気もすばらしいものです。


【母の白滝】

隠れた場所にある素晴らしい滝「母の白滝」。富士山の神さま「コノハナサクヤヒメノミコト」の「姑」の神さまであるタクハタチチヒメノミコトが祀られています。ここでも富士山への巡礼者が登拝前にこの滝で禊をしていたのでした。真冬になると滝が真っ白に美しく氷結されることで知られていますよ。


母の白滝近くの駐車場から見える富士山と河口湖を一望!いいお天気であれば見られる素晴らしい景色です!

富士山のパワーを静かに感じるホテル「富士クラッシックホテル」

富士の裾野に広がるイタリアンリゾートホテル

写真にはありませんが、この後ろには富士山が広がっています。ゴルフ好きな方でしたら知らない人はいないホテルです。周りは富士山とゴルフ場以外、何もありません。そのため、静かに時間を過ごしたい方にもおすすめのホテルです。夕食は洋食のコース料理です♪料理のUPグレード(豚肉から牛肉)希望の方は、追加1200円だそうです。ご希望の方はお知らせ下さい。

※このホテルは全室禁煙・喫煙に分かれておりません。お部屋は極力消臭をお願いしています。

静岡、山梨のグルメも楽しみ♪オーガニックなカフェにも立ち寄ります

地元パワーフードをいただいて、その地のエネルギーで元気になりましょう!


「富士宮焼きそば」ツアー初日のお昼頃にご用意します♪並盛、大盛、どちらがご希望かをお知らせ下さい。(食べたい方のみです)


山梨名物のほうとうを昼食で!「ほうとう不動」でほうとうと稲荷寿司のセットをいただきます!熱いお鍋でいただくので、やけどしないように!!


カフェ・ナチュレは、女優の工藤夕貴さんのお店。工藤夕貴さんは農場も経営し、オーガニックな野菜なども育てていて、お店の食事にもその野菜が使われています。


良い素材で作られたおいしいお茶とケーキをいただきます。(ケーキは現在、レアチーズケーキのみとなっているそうです)※お茶のみの注文も可

富士山麓大巡礼ツアー2日間2019のツアー詳細について

ツアーはちいろば旅倶楽部会員のみ参加することができます。ツアーに興味のある方は、ちいろば旅倶楽部にご入会下さい。入会は無料です。会員の方のみ、質問にお答えしておりますのでご了承下さい。
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ちいろば企画のツアーはお1人でも安心して参加できるのがポイントです。実際にお1人参加の人がほとんどです。
ツアー内容は神社仏閣やパワースポット等を訪れるスピリチュアル旅行・聖地巡礼に加えて、その土地ならではの文化や伝統、食を楽しむ内容になっています。
お気軽にご参加ください。お待ちしております!!


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