定年退職後に与論島へ移住して田舎暮らしを目指した話
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私の父が定年退職後に与論島へ移住したいきさつを書いています。これから田舎暮らしを考えている人の参考になればと思っています。

定年が待ちきれないようにしてヨロン島への移動を決行したのはついこの間の感がする。すでに4年が過ぎ5年目にはいっていた。(2007年時点)

現役の時、パソコンと数字と会議の連続で明け暮れする内、何時しか青い空と海の世界が頭の中を去来するようになった。今までの生活が今後も続いて、最後にこれが私の人生であったのか、と暗澹たる気持ちで終わるのは止めようと思った。

53歳の時、人生を変えよう!新しい人生で再出発しよう!今までの常識を棄てよう!と一年発起した。それから海外旅行も度々出かけた。その間、体験ダイビングを経験するうち海の中の魅力に取り付かれ、沖縄までライセンスを取りに出かけた。20歳前後の人達との実技の講習は実に楽しかったのを今でもおぼえている。

ヨロンとの出会いは田舎暮らしの本にヨロン島紹介の記事があり、パナウル診療所の古川医師が紹介されていた。平10年であった。当時、定年を翌年にひかえて、新しい居住地を捜していた。南の海のきれいなスポットを想定して。

ハワイ、沖縄、とりわけ海のきれいなケラマ諸島などと実際に下見に出かけたが最後に決定したスポットはヨロン島であった。さんご礁からなる小さな島でリーフが島を取り巻きエメラルドグリーンとコバルトブルーの海がひろがっている。島民は人懐つっこく観光客のもてなし方をよくしっていた。

1年半は一人で島で生活をした。借家を借りての自炊生活。結構楽しめた。不安も無くは無かったが好奇心と心地よい刺激が島の生活を充実させてくれた。その後、妻も島で生活するようになり島での生活は完全に定着した。

ヨロン島は魂の島とよばれる。魂の存在が深く根付いている。祖先の魂を崇拝する神道の島である。寺は1件もない。しかし墓石が海にむかって多数立っている。

又、お盆には本島から帰って来た息子や娘達と共に家族は墓参りをして過ごす。仏と神が共に存在する。
島民の生活基盤は砂糖キヒ゛と牧畜で、海での漁もする半農半漁の生活である。

もちろん漁師のみで生活している人もいるが少数である。
その一方、観光事業もおおきな要素を占めている20年位前に爆発的に増えた観光客はその後、10年間は暫時減りつづけた。その後の10年間は年間5万人程度で、現在に至っている。最近、海の美しさが見直され、リピーターを中心として高校生の修学旅行、グリーンエコツーリズムで来島者が増えている。

現在、私の生活は中古のボートを買い、釣りにしょっちゅうでかけている。狭い土地を耕して季節のものは大抵充足できるが季節をはづれると割高の野菜をスーパーで買う事になる。冬も暖かい日が多いので冬ものの衣類は殆どいらない。真冬でも最低15度で風の強い日は肌寒さを感じる程度である。私などシニア年代には過ごし易いと言える。

人生のパラダイスとまでは言えないがノンビリ ユッタリの生活を楽しんでいる。

与論島の家にいる「リキ」です。車の下にポツンと置かれていたことで我が家の一員になりました。
海に行くと豹変します。砂浜に座ると砂をかけたり、体当たりして乱暴になります。
良かったら遊んでやってください。お散歩大歓迎!(^^♪ 


ホテルヨロン島ビレッジ内「たら」の郷土料理はとってもおいしい。

与論島田舎暮らし日記
与論島に移住したちいろば企画代表の父がたまにご紹介する与論島の生活。

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