熊野三山と那智の聖域・神秘ウォーク3日間2021
~熊野那智大社ご祈祷とオプショナルは神倉神社、阿須賀神社~
2021年4月23日(金)~4月25日(日)

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那智の原生林・神秘ウォークの一部

~神道は、体感しながら自然の中に神を見るという原始信仰が始まり~ 
那智の滝がある那智原始林を歩き、熊野三山、神倉神社、補陀洛山寺へ行く3日間の旅。変化に富んだ、熊野の自然をより直に体感できるツアーのご案内です。


熊野那智大社には、三大名瀑の一つ、那智の滝があります。その那智の滝よりさらに上流に、美しい二の滝、三の滝がある那智の原始林を、ガイドさんと一緒に歩きます。

那智の原始林は、期間限定でしか入ることのできない神域です。
那智の滝の右手には、南方熊楠が粘菌を採集を行なった那智原始林(国天然記念物)が広がっています。

また、世界遺産でもあるその聖域に入る前に、熊野那智大社でご祈祷があります。そして世界遺産に登録されている補陀洛渡海(ふだらくとかい)の出発点、補陀洛山寺にも参拝に訪れます。


他には熊野三山の熊野速玉大社、そしてオプショナルとして、ゴトビキ岩のある神倉神社と阿須賀神社へ行きます。(時間の関係で、神倉神社はオプショナルツアーとなります)

そして熊野では毎回おなじみの、人気の高いお宿・湯の峯荘に1泊!そしてもう1泊は、那智の滝から徒歩5分ほどの場所にある民宿に宿泊です。早朝の那智の滝は本当に素晴らしいです。

このツアーは単なる聖地を参拝して歩くだけではなく、熊野信仰の歴史、熊野の自然、熊野にある聖地について、熊野信仰の曼荼羅、小栗判官のお話、一遍上人のお話などなど、深く熊野信仰について知りたいと願う方のためのツアーです。

まだ熊野の聖地に行ったことのない方、何度も熊野に足を運んでいる方、再生、よみがえりのご神徳がある熊野の聖地へ一緒に出かけませんか?

神秘ウォークは、山歩きの中級レベル以上で募集します。比較的急勾配の坂道もあります。沢を四ヶ所渡ります。足元がすべりやすいので気をつけて歩きます。ある程度の健脚度が必要です。大切なことは、チャレンジ精神です。行ってみたい、がんばりたい。そんな人なら、練習登山を1回でもされることでしょう。

昨年の2019年は2回もこのツアーをしましたが、参加者からは、「また来たい!」という声をたくさん聞きました。

ちいろば企画の代表、榎本の先祖のふるさと、熊野。榎本家の先祖代々のお墓は熊野古道の伏拝にあり、子供の頃から尾墓参りのたびに訪れておりました。

熊野の信仰と自然をより身近に、熊野の神々により近くで参拝できるツアーです。心よりお待ちしています!



〈熊野神秘ウォーク2019 3月〉


〈熊野神秘ウォーク2019 4月〉

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    今、ちいろば旅倶楽部へ登録(無料)した方には、無料eBook『聖地旅の心得』をプレゼントしています。
    これは弊社が10年以上行ってきたツアー経験とスピリチュアルな視点から神社やパワースポット等の聖地へ訪れる際に必要となる心得をまとめたものです。ぜひ、あなたの聖地旅の参考にして下さい。

熊野信仰とは?
~「蟻の熊野詣」といわれ、女性も受け入れた懐の深い信仰の意味とは?~

熊野は日本の神社信仰の中でも特別な意味を持つところ。「神仏習合」の聖地として平安時代の後期から熱心な信仰を集めていました。

日本全国に浄土信仰が広がってからは熊野こそが阿弥陀如来は千手観音のいらっしゃる「浄土」とされ、多くの人が熊野を詣でました。そしてさらに来世のご加護をお祈りするためです。

そのにぎわいを「蟻の熊野詣」といわれたほどでした。熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)をめざす信仰の道を「熊野古道」といい、その古道を取り巻く自然・歴史・伝説が人類共有のかげがえのない遺産となりました。


いにしへの人々が浄土を憧れとしてさまざまな思いを持って歩いた道はたくさんの参拝者の思いがこもった神聖な場所であることを忘れてはいけません。熊野は興味本位で訪れるような場所ではありません。聖地としてのあり方がまさに「修行の場」です。現世利益を求めてお参りしないよう注意しましょう。



2018年のツアー時の美しい大門坂

熊野三山と那智の聖域・神秘ウォーク3日間2021
~熊野那智大社とオプショナルツアーは神倉神社と阿須賀神社~
のポイント

那智の原始林を歩く熊野神秘ウォークツアー&熊野三山詣です。神秘ウォークツアーには那智大社でのご祈祷&普段は入れないご神域案内が含まれます。神秘ウォークは天候が悪化した増水した場合はできませんのでご注意下さい。その場合は他のことをします。

熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)を参拝します。

熊野速玉大社の摂社であり、熊野信仰の元であるゴトビキ岩の「神倉神社」(オプション)

熊野速玉大社で神職さんによる曼荼羅の絵解きのお話

熊野那智大社でご祈祷!普段入ることのできないご神域で参拝&神職さんの説明。ヤタガラスが最後石になった「烏石」も見学できます。

熊野古道の一部であり、日本の道百選の1つ、苔蒸した美しい道「大門坂」を歩きます

宿泊は那智の滝近くの宿に1泊し、もう1泊は毎回好評の湯峰温泉の宿「湯の峯荘」

世界遺産に登録の補陀洛渡海(ふだらくとかい)の出発点「補陀洛山寺」参拝

16名までの募集です。8名以上で催行決定です。

熊野本宮大社が元あった「大斎原」、そしてイザナミノミコトが祀られる「産田社」参拝

熊野信仰と関わりの深い一遍上人の学び

ジャンボタクシーを使って3日間旅をします

早朝の湯峰温泉散策。世界遺産登録の「つぼ湯」(外観のみ)や湯峰温泉の風景、そして湯峰王子まで歩きます。(希望者のみ)

熊野はちいろば企画の榎本の先祖のふるさと。榎本が皆様をご案内します

世界遺産・阿須賀神社参拝にも行きます(オプション)

天候や交通の状況により、行程が変更される場合がありますのでご了承下さい。



大斎原

こんなあなたにこの旅をおすすめします!

再生とよみがえりを求めている方

イザナミノミコトのご神徳として母性を求める方女性らしさを考えたい方

熊野信仰について知りたい方、熊野三山神倉神社に行ってみたい方

那智山にある神秘の原始林を歩いてみたい方、滝が好きな方

一遍上人について知りたい方(一遍上人なくして熊野信仰は語れない)

良縁を望む方(自分を人間的に高めてくれる、ほんとうの意味での良縁を求めている方)
自分の夢を見つけたい方(新しい道を模索している方)

いい温泉でよみがえりたい、ご自身を癒したい方(湯峰温泉は熊野本宮大社の湯こり場)


ツアー募集は8人~16人限定

熊野の自然を体感するツアーに参加したい方

ツアー後も、熊野の聖地を旅したい方(3日目はお昼に終了)



神倉神社。ゴトビキ岩は江原啓之さんが役行者の声で「熊野信仰の元」であるというメッセージがあったといわれるところ。オプショナルツアーで行きます。

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熊野本宮大社、大斎原(おおゆのはら)、産田社(うぶたしゃ)へ

神仏習合の聖地・熊野。その総本山と仰がれる、熊野信仰の中心的な存在。

熊野本宮大社

熊野本宮大社は明治時代の大洪水まで熊野川の中州の大斎原にありました。今の社殿は洪水での流出を免れた4殿を移築復元したもので、中央には主神の家津美御子大神(ケツミミコノオオカミ)が祀られています。家津美御子大神は木の神として崇められ、木の国(紀の国)の名の由来になったとされます。また、大斎原が熊野川の中州にあることから、熊野川の神格化とも言われています。熊野の神は「貴賎、老若男女、浄不浄」を問わずにすべてを受け入れて救ってくれると信じられていました。熊野古道を歩いてきた私たちにとってやっとたどり着いた熊野本宮大社、大斎原では、いにしえの熊野詣での人々の心に触れることのできる感動のひとときです。



熊野本宮大社が元々ここにあった「大斎原」 
熊野本宮大社の主神は、大斎原のイチイの木に降臨したと伝えられています。熊野本宮大社の旧社地大斎原は、熊野川の支流音無川と岩田川が熊野川と結ばれる場所にあり、絵図などには広大な境内に12の社殿が横一列に並んでいました。明治22年(1889年)の洪水のあとは2つの祠が残るのみですが、春は桜や新緑、秋は紅葉が包む静かな大斎原に立つと、自然を神として敬った太古の人々の思いがひときわ心に染み入るのを感じます。またここには一遍上人の言葉が書かれた石碑があり、熊野本宮大社からご神託を受けた一遍上人と熊野本宮大社とのかかわりの深さをみることができます。

熊野本宮大社へ参拝する前に行きたい大斎原

この大斎原も、実際、ぼくが訪れたとき、やはり、「神さまがおわしたところ」だという気配を残していました。特に、鳥居の奥の林は清々しいパワースポットだと思います。思い切り深呼吸して、体のなかにご神気を吸収するのもいいのではないでしょうか。

『江原啓之 神紀行 伊勢熊野奈良』江原啓之著 マガジンハウスより

イザナミノミコトの荒魂が祀られる「産田社」

イザナミノミコトの荒魂が祀られる産田社。スサノオノミコトをあたたかく見守るかのような場所にあります。昔からお社があることがわかっており、熊野本宮大社の宮司さんはこのお宮が大変重要であることをお話されています。女性らしさ、女性としての強さを持ちたい、母性を望む方に。産田社のお守りは、ちいろばのツアー参加の多くが購入されていますよ。

熊野速玉大社と「熊野のもと」と言われる神倉神社のゴトビキ岩へ

熊野速玉大社
熊野川河口近くの朱塗りの社殿が印象的な神社。ご祭神は、イザナギノミコト。イザナミノミコトの夫婦神を主神とする十二柱の神々で、その由来は約2千年前の景行天皇の時代にさかのぼります。もともとは現在の鎮座地から南へ1~2キロメートル行った千穂ヶ峰の神倉山に祀られていたものが、現在の鎮座地に移り、新宮と呼ばれるようになりました。




毎回、「曼荼羅絵解き」を神職さんよりお話いただいております。

熊野那智大社、大門坂、那智の滝、青岸渡寺へ 

熊野那智大社・那智の滝・那智山青岸渡寺
那智山中腹にあり、日本三大名瀑の一つに数えられる那智の滝を信仰の起源にしています。見ているだけで心身清められる那智の滝。熊野の人々は神武天皇がお祀りする以前から、那智の滝を神として崇めていたそうです。スピリチュアリストの江原啓之さんによると、那智の滝の周りには、修験者と思われる方々の霊魂が集まっておられたそうです。今も彼らの霊魂が熊野の地を見守っているのでしょうか。主祭神の熊野夫須美大神(イザナミノミコト)は「結び」を表すといい、森羅万象の根元の力を与えてくれる神として尊崇を集めています。日本三大祭りの一つ、那智の火祭でも有名です。

〈熊野那智大社〉

熊野那智大社の社殿は、滝からほど近い山上にあり、そこから那智の滝を見晴らせます。仁徳天皇の御世(317年)に現在の位置に創建され、平重盛が造営奉行となってから装いを改め、やがて、織田信長の焼討に遭ったのを豊臣秀吉が再興しました。
徳川時代に入ってからは、将軍吉宗の尽力で享保の大改修が行われています。
境内には、日本サッカー協会のロゴにも用いられている“八咫烏(やたからす)”の烏石や、樹齢約850年の大楠が茂っています。社殿並びに境内は、2004年7月、ユネスコの世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されました。

今回は那智山の神秘ウォークを歩くため、ご祈祷を受け、熊野那智大社の普段は入れないところに入らせていただき、烏石を見ることもできます。そして神職さんの説明も。とても貴重な機会です。神秘ウォークやご祈祷については、神秘ウォークのところでご紹介しています。


〈那智の滝〉

その真のご神体ともいえる那智の滝を目前にしたとき、ぼくにはいろいろな神霊のお姿が見えました。まず、那智の滝そのものです。とうとうと流れ落ちる水流に龍神が宿り、まさに白く輝く浄化のご神気に溢れていました。さらに、那智の滝の周りには、修験者と思われる方々の霊魂が集まっておられました、熊野信仰は、役行者に代表される修験者によって広められ、隆盛を見たものだけに、修験者として天寿を全うした後も、彼らの霊魂が熊野の地を見守っているのでしょう。~中略~実際には、見ているだけで心身を清められるほど、尊い神霊のパワーに満ちていたのです。これは、那智の滝が持っている素晴らしい浄化のエネルギーとともに、神霊のご加護が力を発揮しているからにちがいありません。
『江原啓之 神紀行 伊勢熊野奈良』江原啓之著 マガジンハウスより



江原啓之さんが那智の滝ちかくの一番のパワースポットとおっしゃった場所はココ!
熊野古道の辻々で、ぼくは自然のエナジーが、小さな神さまの姿になって現れるのを目にしました。昔の息吹をそのまま残した古道を歩けば、当時の参拝者が身近に感じたであろう、神々の気配を体感できるのかもしれません。
『江原啓之 神紀行 伊勢熊野奈良』江原啓之著 マガジンハウスより 

〈大門坂〉


日本の道百選にも選ばれた美しい「大門坂」を歩く時間がありますよ!


撮影スポットにて。

〈那智山青岸渡寺〉

那智山青岸渡寺
ご朱印が長蛇の列になることが多いので、ご朱印希望の方はお早めにもらって下さい。

那智山青岸渡寺は、一千日(3年間)の滝篭りをされた花山法皇が、永延2年(988)に御幸され、西国三十三ヶ所第一番札所として定めたとされ、多くの信者や参詣者が全国から訪れています。如意輪観世音像は、仁徳天皇の時代(4世紀の頃)、インドから那智に渡来した裸形上人が、那智滝の滝壺で見つけ、本尊として安置した言われています。
如意輪観世音を祀る本堂は、天正18年(1590)に豊臣秀吉が再建したもので、桃山時代の特徴を色濃く残しており、2004年7月には、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されました。

那智山の原始林・ご神域を歩く「神秘ウォーク」&熊野那智大社では、神秘ウォークの前にご祈祷と普段は入れない那智大社の聖域へ


滝の右手には、南方熊楠が粘菌の採取を行った那智山原始林(国天然記念物)が広がり、那智山中のいくつかの渓流には、60余りに達する多くの滝が架かっています。60余りの滝のうち、瀧篭修行の行場として扱われた48の滝の総称が、「那智の滝」です。
那智観光協会ホームページより

~那智山の原始林に入る前に、ご祈祷と普段は入れない聖域で参拝することができます~


〈那智の原始林神秘ウォークのながれ〉
まずはご祈祷があり、巫女さんの舞を見ることができます。そのあと、熊野那智大社の神職さんより普段は入れない聖域で参拝そして説明があります。


ここで参拝させていただくのも貴重な機会


【烏石(からすいし)】
熊野那智大社本殿の脇にあり、神武天皇が熊野から大和へ入られたときに道案内した「八咫烏」が、その大任を終えて帰りここに姿を消し石と化したと伝わります。


~いざ、那智の原始林へ!~
熊野那智大社で安全登拝のご祈祷等が終わりましたら、いよいよ出発です

ガイドさんと一緒に体操をします。


ここは資格を持ったガイドさんと一緒ではないと入れない聖域


まずは登っていきます。


しばらくすると沢に。すべらないよう、気をつけて歩きましょう。


那智の水は澄んで美しい!静かに眺めていたい・・・。


ゆっくり自分のペースで歩きましょう。



とうちゃ~く!


「神秘ウォーク」は、2月~5月の期間限定で行なわれるもの。
今年も那智の滝の裏に広がる原始林を地元ガイドさんと一緒に歩きます。


歩く前には、熊野那智大社でご祈祷を受けます。那智の大滝の一の滝、二の滝、三の滝まで、時間のあるかぎり行ってみたいと思います。皆さんの歩きの状況によっては、三の滝まで歩かないこともありますのでご了承下さい。川の水の量が増えると、コースを変更することがあったり、中止になることもありますが、多少の雨でもツアーは行なわれます。
レインウェアなどの雨具の用意をお忘れなくお願いします。


~歩きのレベル~
山歩きの中級以上レベル。ツアーまでに山歩きなどの練習をしておいてください。沢を歩きますので、以下のことにご注意いただきますようお願いします。
*比較的急勾配の坂道があります
*沢を四ヶ所渡ります。足元がすべりやすいので気をつけて歩きます。
*足元がぬれることもあります。(靴をもう一足持ってくるといいかもしれません)
*神秘ウォークは、ご祈祷の時間もいれて、朝8時~13時までの時間です(3月)

*多少の雨でもツアーは行ないます

*皆さんの歩きの状況で三の滝まで行かない場合があります。
*雨天や増水により中止となる場合があります。その場合は他のことをいたします。ご了承下さい。
レインウェア、トレッキングシューズ又はトレッキングシューズに代わる滑りにくい靴のご用意をお願いします。質問のある方は、お問い合わせ下さい。


一の滝

二の滝

三の滝

~那智原始林とは~
熊野那智大社の社有林で,イスノキ,シイ,ウラジロガシなどこの地域を代表する照葉樹林の林相を示しています。密生した高木層のみならずシダ植物やつる性植物などの林床植物なども豊富で,原生状態を維持している貴重な森林です。

補陀洛山寺(ふだらくさんじ)へ ~「補陀洛渡海(ふだらくとかい)」の出発点~


平成2年に建て替えられました。

JR那智駅から徒歩5分のところにある補陀洛山寺。那智権現の末寺のひとつ。天台宗に属し、山号は白華山。本尊は十一面千手観音。本尊は重要文化財に指定され、平安後期の作と伝わっています。

境内は国の史跡「熊野三山」の一部。ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の構成資産の一部。すぐ隣には神社があり、かつて熊野は神仏習合の聖地で、その名残を見ることができます。明治初年、那智山で神仏分離が行われるに際して、那智山の仏像仏具類は、この補陀洛山寺に移されたそうです。

浜の宮王子の守護寺で、那智権現所属の七ヶ寺の本願のひとつ。歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある、天台宗の寺院。補陀落とはサンスクリット語の観音浄土を意味する「ポータラカ」の音訳。 南方の彼方にある観音菩薩の住まう浄土のことをいい、『華厳経』にはインドの南端にあると説かれているそうです。



【補陀洛渡海船】生きながらにして観音浄土を目指す為、約30日分の食糧を積み込み、外から釘を打ちつけて航海に出たとされています。

観音信仰の流布とともに、チベットや中国にも補陀洛は想定されました。チベットではラサ北西に建つ、観音の化身ダライラマの宮殿をポタラ(補陀落)宮と呼び、中国では舟山諸島の2つの島を補陀落としました。


この補陀洛山寺は「補陀洛渡海(ふだらくとかい)」の出発点だったことで知られています。補陀洛渡海(ふだらくとかい)とは、日本においては南の海の果てに補陀洛浄土はあるとされ、その南海の彼方の補陀洛を目指して船出することをいいました。

日本国内の補陀洛の霊場としては那智の他に、高知の足摺岬、栃木の日光、山形の月山などがありましたが、記録に残された40件ほどの補陀洛渡海のうち半数以上が熊野那智で行われています。熊野は補陀洛渡海の根本道場といってもよい場所でした。


那智の浜からは25人の観音の信者が補陀洛を目指して船出したと伝えられています。
補陀洛山寺は、仁徳天皇の時代にインドから漂着した裸形上人によって開かれたと伝えられ、また、天福年(1233~34)に智定房が開いたとも伝えられています。


補陀洛渡海の多くは11月、北風が吹く日の夕刻に行われたそうです。渡海僧は当日、本尊の千手観音の前で読経などの修法を行い、続いて隣の三所権現を拝し、それから船に乗りこんだのでしょう。渡海僧が乗りこんだ船を復元したものがお寺の境内にある建物のなかに展示されています。

渡海僧は、30日分の食料と灯火のための油を載せて、小さな屋形船に乗りこみます。渡海僧が船の屋形のなかに入りこむと、出て来られないように扉には外から釘が打ちつけられたそうです。補陀洛渡海とは、いわば生きながらの水葬であり、自らの心身を南海にて観音に捧げる捨身行だったようです。

過去の事件には、途中で命が惜しくなって船から逃げ出した僧を役人が認めず、海に突き落として殺してしまったこともあるようです。この事件がきっかけで、生者の補陀洛渡海はなくなったのだそうです。

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熊野本宮大社と一遍上人のつながり
~一遍上人なしには語れない熊野信仰~

「信不信をえらばず、浄不浄をきらわず、その札をくばるべし」


富士吉田市 西念寺の一遍像

大斎原には、一遍を偲ぶ碑が建立されています。

1239年伊予の国(松山市道後町)にて河野通宏の子として生まれる。武士の子として生まれるが、9歳にして仏門に入り天台を学び、次いで浄土門に帰依し、筑前の先達上人、備前の華台上人の教えを乞うたとあります。

文永1275年熊野本宮大権現に参籠し、証誠殿で夢告の神勅を受ける。ここで一遍と名乗ったとあります。

熊野権現が一遍に伝えられた内容とは、
「信不信をえらばず、浄不浄をきらわず、念仏札を配りなさい」というもの。熊野本宮大社の証誠殿で一心に拝んだときに熊野権現から言葉をいただいたといわれています。

その言葉とは、
「信心しようがしまいが、あらゆる人の阿弥陀仏の念仏によって往生することはすでに決まっている。だからあとはその人が素直な心で阿弥陀仏を求めて念仏を唱えれば、それだけで良い」という教えでした。

一遍は、善悪の判断を捨てろといいました。貴賎、身分の高い低い、地獄を恐れる心、極楽を願う心、とにかく心の自然な動きを歪めるあらゆるものをすべて取り除けと伝えていたといいます。声高に念仏を唱えれば、仏もなく我もない。現世を厭い、極楽浄土を求めるという浄土宗に反したと言われています。

一遍は「法師のあとは跡なきを跡とす」という言葉を残し、宗派を立てず、寺院も建立しませんでした。遊行と賦算が命だったといわれています。しかし一遍を開祖とする時宗の総本山は藤沢山無量光院清浄光寺。俗称「遊行寺」で知られています。

時宗聖達も開祖一遍が神託を受けえた熊野権現のご利益を説くために、説経「小栗判官」を語り、不思議な魅力を持つ熊野信仰を世に広めたと伝えられています。


一遍上人が熊野本宮大社の証誠殿(主神の家津美御子大神<ケツミミコノオオカミ>を祀る)で夢告の神勅を受けたといわれています。

オプショナルツアー:神倉神社、阿須賀神社へ


神倉神社にある巨大な「ゴトビキ岩」 石段が急で怖いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、以前に比べてかなりのぼりやすくなっていますよ!

<神倉神社>

古宮の神倉山は、太古の昔に神々が降臨されたとされる霊山。山頂の神倉神社までは、約500段の石段を上っていきます。その頂上には巨大な岩が鎮座。スピリチュアリストの江原啓之さんによると、「ここが熊野のもとである」という役行者の声がはっきりと聞こえたのだそうです。これほど強い霊場はなかなか存在しません。ちいろばのツアーでは神倉神社が熊野ツアーのスタートとなることが多いです。ご神域内には、猿田彦の神さまが祀られたお社が。熊野の旅の安全と無事に感謝して祈りましょう。

<阿須賀神社>


阿須賀神社

阿須賀神社は、蓬莱山麓に鎮座する神社。歴史は古く、社伝によれば紀元前423年の考昭天皇の代に創建されたといわれています。平成28年(2016年)に世界遺産に追加登録されました。徐福にゆかりの深いといわれる神社。そして熊野発祥の地といわれています。古伝によると、
熊野大神は初め神倉山に降臨し、次に阿須賀の森に遷り、熊野大神のうち家津美御子はさらに貴袮谷に遷ったが、結速玉の二神はそのまま阿須賀の森に留まった。第十代崇神天皇の御代に家津美御子はさらに熊野川上流の音無の里(本宮)に遷り、結速玉は第十二代景行天皇の御代に今の新宮に遷座した。
一方で、最古の熊野縁起譚だと考えられている『熊野権現垂迹縁起』にも阿須賀神社の名が登場しますが、熊野大神は阿須賀の森には鎮座せず、阿須賀神社の北、熊野川の対岸の三重県南牟婁郡鵜殿村矢渕の谷(貴袮谷社(きねがたにしゃ))に鎮座したことになっています。

主祭神は、事解男命 熊野速玉大神 熊野夫須美大神 家津美御子大神 配祀神は、黄泉道守命 建角身命。熊野速玉大社の境外摂社と言われています。阿須賀神社は、元々、蓬莱山をご神体とする自然崇拝の祭祀場であったのではないかと言われているそうです。

蓬莱といえば、徐福。阿須賀には徐福が上陸したという伝説があります。徐福とは、紀元前3世紀の中国、秦の時代の人物で、道教方士として始皇帝に仕えていました。徐福は始皇帝の「不老不死の仙薬を探して来るように」との命令を受けて、少年少女3000人を伴う大船団で東海に船出し、そして2度と秦に戻ることはなかったといいます。

その徐福が阿須賀の地に上陸し、蓬莱山の麓に住みついて、里人に農耕や捕鯨、造船、製紙などの技術を伝えたといいます。阿須賀神社の境内には徐福の宮が摂社として祀られ、駅近くの「徐福公園」内には、徐福のお墓まであります。

戦後の発掘調査により境内からは弥生時代の竪穴式住居趾や土器類などが出土していることから、伝説に多少の信憑性を与えているようです。(出土品は境内の新宮市立歴史民俗資料館に展示されています)

6世紀に伝来された仏教は日本国内に普及していく過程のなかで、次第に神道との融和をはかるようになり、また、神道の側でも仏教との融和をはかるようになりました。そうした流れのなかで、神の本体は仏であるという考え方が生まれました。本地垂迹(ほんじすいじゃく)説といい、仏や菩薩がもともとの本体であり、人々を救うために仮に神の姿をとって現われたのだという考え方です。

こうした本地垂迹思想を受け入れることにより熊野三山は発展したのですが、
阿須賀神社もまた本地垂迹思想を受け入れ、熊野信仰の一霊所として尊崇を受けました。

参考:「み熊野ねっと」より

宿泊は熊野で人気の宿・湯の峯荘と那智の滝から徒歩5分の美滝山荘で!

お部屋はいずれも男女別の相部屋です。湯の峯荘のみ、2人部屋希望の方は追加料金でリクエストをお受けし、回答します。

■美滝山荘

那智の滝から徒歩5分のところにある美滝山荘。熊野那智大社、青岸渡寺に行くにも近い場所にあります。早朝の那智の滝は、すぐ近くに宿泊する人にしかできない体験です。お食事は本場マグロがメインのお食事になります。山荘のため、男女別相部屋、お風呂トイレは共同です。(お部屋に空きがある場合はご夫婦部屋を用意できる可能性もありますが、そうではない場合はすみませんが、男女別相部屋となります)



■湯の峯荘
ちいろば企画の熊野ツアーお決まりの宿。建物の外観は少し古い感じに見えますが、中身はとても満足で人気のお宿。温泉もお食事も大満足という声をたくさんいただいております。温泉は世界遺産登録された「つぼ湯」と同じ源泉で、露天風呂や貸切風呂もあります。(無料)そして選ばれた食材で作られたお食事は、地元ならではのもの。1部屋につき、3~4名のお部屋となります。2名部屋希望の方は1組のみお受けします。(夫婦が優先)お部屋によってはお風呂がない場合があります。



おいしい「み熊野牛」をいただくコースです!(お肉が食べられない方はお魚などに変更します。お知らせ下さい。)


勝浦から仕入れた新鮮でおいしいお刺身


朝に食べられる温泉おかゆは何杯もおかわりしたくなる素朴なおいしさ!

※肉、魚が食べられない人は事前にお知らせ下さい。お知らせのない場合での当日変更はお受けできかねます。


~湯峰温泉について~
湯の峰温泉は、熊野本宮大社の湯垢離(ゆこり)の場として使われていて、元々は熊野本宮大社の敷地であり、禊の場として使われた大切な温泉でした。あの、小栗判官はつぼ湯でよみがえりを果たしたという伝説があります。蘇り・再生の聖地で誓いをし、蘇り・再生の温泉で罪・穢れを祓う。
湯峰温泉につかってあなたの再生とよみがえりをしてください。



世界遺産登録された「つぼ湯」

~ツアー3日目に湯峰温泉早朝散策へ~
ツアー3日目の早朝に湯峰温泉の散策があります。(希望者のみ)世界遺産登録されたつぼ湯(中には入りません)の外観や一遍上人爪書名号碑、ご希望の方で湯峰王子まで歩きます。(片道4分ぐらい)湯の峯荘から徒歩片道15分ぐらいです。風情ある湯峰温泉街を歩きましょう。

熊野三山と那智の聖域・神秘ウォーク3日間2021の詳細について

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