みんなの聖地巡礼ストーリー 沖縄・久高島

沖縄あがりうまーいと神の島・久高島を旅する2014

2014年には沖縄・久高島ツアーを5年ぶりに開催しました。2008年、2009年に続いてこの時で3回目です。東御廻い(あがりうまーい)とは、琉球民族の祖と言われる<アマミキヨ族>が渡来し、住みついたと伝えられる聖地を巡礼する神事のこと。そして、ツアーではかつて琉球国王や聞得大君も参詣した場所を巡る聖地巡礼の旅です。

目には見えないものを視ようとする心を持つこと。聖地巡礼の旅の中でも特に目には見えないものを敬う心が試されるのは沖縄だと思います。今回は神の島「久高島」、そして琉球国王が重要視した「東御廻り(あがりうまーい)」の聖地を訪れて、沖縄が大切にしてきた独自の信仰を体感したいと思います。

今回の聖地には中に入れない場所もあります。斎場御嶽は男性が入ることを禁止するかどうかを検討しているといいます。久高島は来る人を選ぶと言われています。以前に比べて観光地化したとはいえ、久高島独自の決まり(土地が買えないなど)も残っていて、訪れていい場所・行ってはいけない場所、泳いではいけない場所、神との交信の場所などがあって独特の雰囲気があります。

ツアーは東御廻りの出発地点、園比屋御嶽から始まります。ここで旅の安全無事を祈り、今回のツアーが想い出深いものになりますよう、皆さんでお祈りしましょう。

(沖縄・久高島ツアー2014のツアー資料より抜粋)

今回のツアーは首里城(園比屋御嶽)から旅が始まりました。そして、現地専門ガイドさんの案内のもと、沖縄・久高島ツアーでは定番のルートとなる斎場御嶽、玉城城跡、ヤハラヅカサと浜川御嶽、受水・走水などを巡りました。ツアー2日目は、いよいよ久高島へ。久高島内でも現地専門ガイドさんの案内で久高島の聖地に訪れました。ただ、今までと違って、実際の神人(かみんちゅ)さんのお話「神人の役割について」を聞くことができました。また、ツアー3日目は知念城跡を訪れた後に、がんじゅう駅で「サーターアンダギー作り」体験をしたりと楽しい時間もありました。最後は、波の上(沖縄一の宮)を参拝しました。

以下、2014年の沖縄・久高島ツアーに参加された方々の聖地巡礼ストーリー(お客様の声)です。ぜひ、ご覧下さい。

行くならば、ちいろばさんのツアーでと思っていました。【愛知県 Mさん】

ちいろば企画 榎本様 伊東様

沖縄ツアーでは、お世話になり、ありがとうございました。

素敵な皆様と楽しい時間を過ごすことができました。

沖縄でのゆったりとした時間と違って、
あわただしく過ぎていく日常にギャップを感じています。

沖縄には、何度か訪れていますが、
久高島は、観光気分では訪れる気がしなくて、
行くならば、ちいろばさんのツアーでと思っていました。

久高島は、近寄り難いところと思っていましたが、
とても気持ちがよく、カベール岬やイシキ浜で、
自然のパワーをいただき、童心に返りました。
一方で、フボー御嶽は、近寄りがたい雰囲気を感じました。

神人さんのお話は、とても興味深かったです。
女性は神人で弱き男性を守る。
祈り手は守り手、その形が、お祭りの一つ一つに表されているのだと思いました。
盾となって守るというより、すべてを受け入れ見守るという愛。
だから、久高島で童心に返れたのかもしれません。

斎場御嶽の三庫理は、久高島が遥拝できる場所という認識でしたが、
昔は、そこは遥拝所ではなく、囲まれた壁に向かって
祈りを捧げていた場所だったことも知ることができました。

想像することしかできませんが、その昔は、フボー御嶽のように、
近寄りがたい場所だったのかもしれません。

久高島も、斎場御嶽も、知念グスクも、時代の流れで、
祈りの場が変わりつつあります。
だからこそ、現地のガイドさんのお話を聞くことで、より理解が深まりました。

帰ってきてから、いろいろと考えさせられた奥深い沖縄の旅でした。
ありがとうございました。
また、お会いできる日を楽しみにしています。

これほど印象深いものにはなっていなかったと思います。【神奈川県 Kさん】

伊東様、榎本様、

沖縄の東御廻いツアーでは、大変お世話になりありがとうございました。お礼のメールが大変おそくなりました。改めて写真を見ながらツアーを振り返り、今回も素敵な旅だったと、この機会をくれたお二方と、参加された皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。

ツアー中、特に印象に残ったのが案内して下さったガイドさん。お二人とも親しみ易く丁寧で、聖地のいわれや歴史を説明してくださり、勉強不足だった私にもすんなり頭に入りました。自分ひとりで訪れていたら、ガイドブックに書かれている情報を消化するに留まり、これほど印象深いものにはなっていなかったと思います。

斎場御嶽に二回行くことができたのも幸運でした。ガイドさんの説明で廻った後に改めて歩いてみると、一回目では見逃していた杜の空気を感じられ、新鮮にさえ思えました。

写真を撮るのを憚られるような場所が多く、特に久高島の写真は、青い空に浮かぶ真っ白な雲と深いブルーの海、それに珊瑚の砂浜のものが多いのですが、どれも非日常的で東京では出逢えない光景でした。中でもカベールが一番居心地いいが良く感じました。

来年のツアーもまた楽しみにしています!

参加させて頂けて、本当に良かったと思っております。【埼玉県 Yさん】

ちいろば企画榎本様、イトウ様

沖縄ツアーでは、お世話になりました。

心より感謝申し上げます。

久高島の文字を見た時、すぐに直感で「ピーン」と

きてしまい、家族に日にちの確認もせず即会員になり

参加させて頂けて、本当に良かったと思っております。

ある場所では、頭痛で辛い思いもありました(これが修学旅行生

とブッキングする前触れだったと後でわかりました)が、

全ての御嶽で、神様の使いと言われている蝶を観ることが出来たり

来る人を選ぶと言われている久高島に足を踏み入れることが出来たり不思議な感覚を体験できました。

榎本さん、イトウさんをはじめ

新しい方々との出会いも素晴らしい思い出となりました。

御先祖様一人でも欠けていたら自分は存在せず

こんな経験はできなかったことを考えたら、

御先祖様に感謝

生かされていることに感謝

出逢った方々皆様に感謝出来た旅でした。

ありがとうございました。

祈りについて改めて考えさせられるツアーでもありました。【神奈川県 Nさん】

今回もお世話になりました。

昨年からずーーっと楽しみにしていた久高島ツアー。
なのに、11月に入ってから、体調不良がつづき、少々へこんでいました。
参加したい一心で、気合で羽田を出発したのですが、人生初の機体トラブルで途中で羽田に逆戻り・・。
私は聖地、久高に行けない人なのではないか?!と、今回はかなり不安なスタートでしたが、
同じフライトの方と合流でき、また、玉城城跡から参加できてうれしかったです。

御嶽という場所も、久高島も、今回初めてだったのですが、
どこもかしこも興味深く、まさに聖地の?空気感がただよう気持の良い空間でした。
特に、フボー御嶽は祈りの空気感がものすごく強い!・・癒される場所ではなく、祈りの場所だということを実感しました。

よいお天気と、青い海、そして太陽!にとても癒されたツアーでしたが、
(ハビャーンでの海水はとても気持ちよかったです)
私にとって今回のツアーは癒されるというよりは、
祈りについて改めて考えさせられるツアーでもありました。
また、神人さんや、ガイドの方のお話がとても良かったです。

また、来年のツアーを楽しみにしています。
ありがとうございました。

久高島って、先進国日本の奇跡じゃないでしょうか。【東京都 Sさん】

旅行では大変お世話になりました。
皆さまとお別れした後、レンタカーを借りて、首里から回って玉城グスクまで残りの「あがりうまーい」を遂行しました。
知念大川と私有地にあるミントングスクはパスして、玉城グスクは最後にもう一度訪れました。
時々雨がぱらつきましたが傘をさすほどでもなく、ひめゆりの塔、琉球ガラス村にも寄って帰途。
体はいまだに沖縄モードで、いい感じです。

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ジョンレノンに“イマジン”という曲があります。
今回久高島を観光して、ガイドさんのお話や皆さんの反応を見聞きした時、私はこの曲を想い出しました。
ガイドさんのお話では、久高島の神聖な御嶽を案内すると、日本人はほとんどの方がそっと手を合わせるけれど、外国の方々は皆自身の信仰する神のために、手を合わせることはない…とのこと。
「宗教がなければ…」
「だから戦争が起きる…」
私は左耳が少し不自由で聴き間違いがあるかもしれませんが、大体こんなことだったと思います。
大多数の日本人はアニミズムと八百の神々の世界観の中で、その頂点に自身の信仰する神仏を置こうとしているのではないでしょうか。
だからきっと、どこの国に行ってもどんな辺鄙な村に行っても、その土地の神様があれば村人とともにその神様を尊重し手を合わせるのが日本人ではないのかと思います。
それは無節操なのではなく、柔軟性のある包容力で日本人の美点と言ってもいいと私は思います。
ジョンレノンは小野ヨーコをとても愛しましたが、ヨーコの日本人的特質も愛された理由の一つだったのではないでしょうか。
もう一つ久高島で聴いたお話に、昔は数種類の穀物の種を持って旅をした…というのがありました。
新天地を見つけたらその場所を開拓し種をまき糧とするためでしょう。
でも中には旅の途中で行き倒れた人も少なくなかったと思うのです。
そんな時その体を養分として、懐に入れた穀物が発芽し成長したのではないか…。
と想像した時、月讀命が保食神を殺害した後、保食神の体中から穀物が生まれた(額から粟、目から稗)という神話の一部が少しわかるような気がしました。
私と妹は延泊をして「ゆいレール」に乗りました。
車窓から見える景色は、ほとんど東京と変わりません。
ン十年前学生時代に訪れた沖縄とは雲泥の差です。
沖縄に変わってほしくないと願うのは外来者のエゴだと思います。
でも私有地を持たない久高島って、先進国日本の奇跡じゃないでしょうか。
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3日間ありがとうございました。【静岡県 Kさん】

ちいろばさん、皆さん3日間ありがとうございました。
三度目の沖縄だが、昔に比してきれいになりすぎた感あり(国際通りなどもっとゴミゴミしていた)。

印象に残っているのは斎場御嶽、玉城城跡、久高島などか。
玉城跡は全く知らなかったので、ガイドの説明ではじめて、城門を通して夏至、冬至など日出、日没の光景を想像できてよかった。久高島は斎場御嶽と異なり、各御嶽や浜など島全体にまだ信仰が生活に根付いている様子がうかがわれた。

それでも交流館での大里家の末裔の女性が、ノロの資格ある女性は厳密にはおらずイザイホーなどこのままではもう出来ないという実情話されていた。10年、20年後にはどうなるのであろうか。

 

 

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